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敬意を表します、Franco Bassi (フランコバッシ)holiday and brown(ホリデーアンドブラウン)

○Franco Bassi


今回は50周年モデル、マスタード色をオーバーダイ(後染め加工)したものと
弊社ではご好評のペイズリー
数点ですが
小紋柄を揃えさせて頂きました。

大柄の手裏剣のような(イタリアでは”花”らしいのですが)はバッシのInstagramから一目惚れ致しました。

レジメンタルに関しては数多の会社様やブランド様が通常通り展開されると予想しておりましたので
心惹かれた
カラーのみとさせて頂きました。

メンズファッションの祭典でもある、
Pitti Uomoでは


白、白、白、ライトグレー、オフホワイト、ベージュ推しが凄かったものですから、

そちらにお合わせようかとも考えたのですが、ネクタイだけでも
煌びやかにして頂きたいとの想いから少し個性的なコレクションにしております。

ネイビーをベースに赤の差し色も多く見られたのですが、そちらは
「まだ早い」
と見送りました。

なかなかレディースでは多く見られていたグリーンも何年もメンズでの認知は掛かりましたし、
イエロー、イタリアではカナリア色などはまだまだ時間が要しそうです。

小紋の方はビジネスに使って頂きたいとの想いから、レジメンタルも同様です。

華やかなペイズリー柄、花柄はシックなコーデのワンポイントに使って頂けたらとの想いからです。

スーツを新調するのはなかなか難しい、
いえ、そんなに変わらないようになった今、お客様のコーディネートを拝見するとシャツやネクタイで

旬なものを

取り入れられているようにも感じてました。

個人的にも海外でオーダーしたいなと常日頃から思う分、
一張羅になる訳ですから、そんなにポンポン買えない代物かと存じます。

故に私の心情でもありますが、
フランコバッシ、ホリデーアンドブラウン共に

「今しか無いもの」
「今シーズンしか無いもの」

を選んでます。

フランコバッシ50周年モデルも然りではあります。

シンプルな小紋もビジネス・ビジネスしない心奪われるモノをと探してます。

○Holiday and Brown

(ホリデーアンドブラウン)

こちらは一種類の生地に絞りました。
今でこそイタリアブランドの一角ですが流石、イギリスのスーツテーラーが並ぶサヴィルロウ

を揺るがしたブランドだけであり、
革新的です。

ペイズリーの柄を境目にして上下でベースの配色を変えているのです。

アットヴァンヌッチの加賀さんの影響も強いのかも知れませんが、

「ネクタイは実にアートだ」

と感じます。

ジャケットやシャツ、パンツもアパレルに勤めておれば、高い作りか安い作りかすぐ分かります。

そちらと同様、ネクタイにも
巻き方、
合わせ方、
セレクトの仕方
によってその人のお洒落度と言いますか

すぐ分かります。

プレーンなノットで写真を撮影してもらっているのは

イタリアだからです。

セミウィンザーなどもよく私もしてましたが、(小顔の方は良いですが)私のようなモノには大きな顔に大きなノットよりシャープなノットを選んでます。

そして二股に大剣と小剣をチラ見せ

していますのは

私だけでしょうか、

(ハリウッドのセレブのドレスのイメージです。)

女性

に見立てているからなのです。

ノット自体、胸があり、くびれがあり、下に向かって広がる、

同様に
ネクタイ全体としてもお顔があり、
ノットはくびれに見立て、
大剣だけでは表現出来ないので小剣をずらして広がらせる事によって
男性としての色香を演出しております。

ですのでホリデーアンドブラウンも上下で違う配色を見た時、
レディースのコーディネートを拝見しているようで、
心奪われました。

クロアチアの方々が戦場に行く旦那様の為に巻いたスカーフが起源のネクタイ。

私達は愛する人や好きな人や好かれた人をネクタイに投影して、社会やビジネスと言う戦場に行くのかも知れませんね。

ホリデーアンドブラウンとのお付き合いは8年ほどと短いですが、
初めて見たディテールと配色でした。

今しか無いものを私はご紹介したいとセレクト致しました。

毎シーズン、アートなコレクションをして頂くホリデーアンドブラウンに敬意を表します。

少し、芯地が厚めなのはイギリスからの名残りかも知れません、薄手が好きなので裏地無しもいつも検討してますが、お高くなるのでこちらの裏地有りの日本では1番多いタイプにしております。

どちらもジャケットに幅に合わせて8.5cmの大剣幅にしております。

SNSでコーディネート、拝見させて頂く事が何より楽しみです。

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