🎁【ROSI COLLECTION – くすみの美学、布に宿る余白】

胸元に、そっと冬の詩を
■ 2017年Pitti Uomo──Rosiとの邂逅
2017年、私が独立して間もない頃。
冬のフィレンツェ、Pitti Uomoの会場バッソ要塞にて。

それは、すべてが手探りだった中での偶然の出会いでした。
華やかな展示ブースの中、
スタッフや通訳さんの目が吸い寄せられた一角がありました。
そこに並んでいたのが、Rosi Collection のストールとチーフたち──。
「これは、何かが違う」
色めきだったのは同行の女性陣でした。
そう私も直感したのは、**色柄ではなく、“佇まい”**でした。
■ 派手じゃないのに、惹きつけられる。
くすみと毛羽立ちが織りなす静かな艶
Rosiのポケットチーフは、他と違う。
それは“両面プリント”の構造だけではなく、“シルクでくすみを表現する”という奇跡のような技法にあります。

- 表は小紋柄
- 裏は花柄やペイズリー
- でも、どちらの面にも「派手さ」はなく
- 全体を包むのは、やさしい陰影と質感の静けさ

この“くすみ”の色彩を、あえて光沢感あるシルクで表現する…


■ アレッツォという土地の空気感
それは、宝石商として始まったRosiならではの“色の配合バランス”です。
ミラノでもフィレンツェでもない。
イタリア中部の静かな街、アレッツォ。



そこに拠点を構えるRosiの工房では、
誠実で、穏やかで、少しだけシャイな職人たちが、今も変わらず手仕事を続けています。

最新の技術では作れない、布のうねり。
計算では表現できない、色の抜け感。

華美ではない、でも芯のある“装い”を届けるブランド。
それが、Rosi Collection なのです。
■ なぜ今回は「チーフだけ」だったのか?

本来、Rosiはジレやストールも素晴らしいブランド。
でも今回は、ポケットチーフのみを仕入れました。
その理由はとても現実的で──
代理店のラインナップが「チーフのみ」と勘違いされていたことによるものです。
けれど私は、このラインナップを“妥協”だと思っていません。
むしろ、今回届いたチーフたちこそ、「Rosiらしさの結晶」。
ひと目で惚れ込める、“冬の贈り物にふさわしい布”ばかりでした。

■ まるで、布で書いた手紙のように
「これを、あの方の胸元に」
「この色合い、あのジャケットにきっと合う」

そう思い浮かべながら、一本ずつ選び抜いたラインナップです。
Del Fioreでご紹介しているチーフたちは、
どれもが**“贈り物”としての品格と、“装うことの楽しさ”**を兼ね備えています。
- お仕事でお世話になった方へのギフトに
- 一年がんばった自分へのご褒美に
- あるいは、特別な人と会うその一日に
私はイタリアの風を日本にお届けするのが矜持です。
Rosi Collection

の静かな色香を…