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「香りと色で伝える、“誠実さ”という矜持──私たちは何のために選び続けてきたのか」

2026年のPitti Uomo109。

再検討して事前調査してみました。

Pitti Uomo 109の前回のブログ

香りと色と、肌ざわりと──

人が“心を整えて生きるための小さな選択”に、再び光が差しはじめた気がしています。

私たちがご提案してきたのは

・ふっと香るその余韻に、思わず目を閉じたくなる香水や、

・首元にわずかに揺れるネクタイの色に、気づく人だけが気づく気品や、

・肌に触れたとき、すっと馴染む素材のやさしさに、ほっとする時間。

そんなふうに、

ささやかな“美”が、人の呼吸を整えてくれることを信じて、私たちは選び続けてきました。

SNS、ことYouTubeなどでは三文芝居のような、大変苦労されてると思いますが、

新米YouTuberのような真似事をしながら笑いあり、オチあり、

または

元気な声でオラオラ系で、

または昔からですが

「この私が教えますよ」とファッションには正解などないのに

商品を紹介する人たちがいて、

軽快な言葉と演出でアパレルを語られます。

それも、時代のひとつの姿なのでしょう。

でも、私たちには──たぶん、できません。

笑わせることよりも、信頼されること。

大阪人が笑いを軽く取り扱うのが嫌なので。プロだからこそ、YouTuberもプロになっていったからこそ笑えるわけで。

素人が笑いに走っても

「あちゃ…笑えない」

と思ってしまうのです。

それより、

数字よりも、余韻。

「流行ってる」ではなく、「届くかどうか」。を大切にしたいなと。

それを軸に据えてきた時間が、たしかにあるのです。

今回Pittiで発表された、2026-27年秋冬のキーカラー。

前にご紹介したものとは別のものを。

安堵したカラー、それは“急に出てきた流行色”ではなく、

ここ数年、私たちが静かに選び続けてきた色たちだったからです。

ただ、陸続きの国々と違って世界的なトレンドが遅れるのは、企画を一旦寝かす、または情報が偏っている、狭まっているからかと思われます。

なので世界的には1年から2年遅れる形になるのかと思われます。

いつも参考にさせてももらってる

MarcoTadeiさんを見ているといつもそれを感じます。

Pitti Uomoが示した、心を纏う色たち

🎨 Transformative Teal

深海のような青緑。夜明け前の空気。

“揺るがぬ静けさ”と“しなやかな変化”を同時にまとうような色。

ブラウンと共に大絶賛されたカラー

🍇 Fresh Purple

葡萄の皮のような、静かな高貴さ。

何かを語らずに、ただそこにある気高さのような。

🍫 Cocoa Powder

少し赤みのあるブラウン。

人肌の温もりを残すような革小物、煉瓦色の記憶。

MarcoTadeiさん

が以前コートで着ておられましたね。

(この方の発信からは、いつも刺激をいただいています)

🕊 Wax Paper

蝋紙のように、かすかに光を含んだやわらかな白。

無彩色ではなく、“包む白”。

マットな白と表現するのでしょうか。

💡 Green Glow

若葉の記憶。静かな黄緑に、ほんの少しだけの発光感。

心をほぐす光のような、差し色。

アースカラーの関連としてブラウンにグリーンのコーディネートになるのかと。

私たちが大切にしてきたのは、

この色が「流行りますよ」ということではなく、

この色をまとうことで、そっと心が整うかもしれない──という、“問いかけ”

インフルエンサーさんの

「これにはこれが合います」「これで決まり」ではなく、

**「この色が、今日のあなたを支えてくれるかもしれませんね」**という余白。

私にはそれぐらいが心地よいです。だからこそルッチカーレさんのYouTubeを少し見ても心地よいのは人間性もあるかも知れませんが余白をもたしておられるところなのでしょうね。

香りは、第二の衣服になる

Del Fiore香水ページ

今回のPittiでは、香りが「第二の衣服」として扱われ始めていました。

ようやく、そこまで来たのか…そんな静かな感動を覚えました。

香りは、気配であり、記憶であり、呼吸。

そして、ときに言葉よりも雄弁に「その人らしさ」を語ってくれるもの。

どこの箇所に何プッシュするかがマナーなどではなく、それもアイデンティティなのだと私は考えます。

伝え続けるという“選択”

そんな香りや色と向き合ってきました。

誰にも気づかれなくても、

それでも、いいと考えて敢えて長文で書いています。人気取りの為に書いているわけではありませんから。

確かに受け取ってくれる誰かがいると信じて。

これもまた相当疲れる事を不器用な事をしてるとは理解してます。

そして響いてくださった

その方のために、

香りと色、そして言葉を、今日もひとつひとつ選んでいきたいと存じます。

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